竜ヶ岳
〜赤い羊と紅葉を期待して〜
<宇賀渓キャンプ場P〜遠足尾根〜山頂〜金山尾根〜P>
2022/11/3(木)
P1053付近からの眺め
 5月にシロヤシオを見る目的で表道を経由して石榑峠と金山尾根降り口を往復したが、麓から登ってみたいという思いが残った。
 2回目は、やはり紅葉の秋にしたくて、過去に登った御在所岳と釈迦ヶ岳で11月3日に綺麗な紅葉が見られたことから同じ日の山行となった。
 遠足尾根の素晴らしい展望を楽しみながら山頂を目指すルートは魅力的なので登りに選んだ。金山尾根は展望は期待できないが、尾根道で距離も短めでアップダウンがなさそうなので下山路にした。
 
・午前6時17分に宇賀渓キャンプ場に到着。メインの広い駐車場のトイレ付近に数台の空きあり。売店近くの狭い方はまだ空いていた。発券機のあるゲート式駐車場で出庫時に500円(含協力金)を入金する。
・遠足尾根は、テープ表示や標識が良く整備されていて新道・大日向分岐まではつづら折りの急坂が続く。木の根やガレの多い道もあり、距離の短い岩場もある。新道・大日向分岐から大鉢山分岐までやや緩やかな登りとなり、その先やせ尾根ガレを過ぎると視界が開けて、竜ヶ岳の山肌や周りの山々や下界の景色を楽しみながらの緩やかで快適な登りが続く。金山尾根降り口直前に急坂があるが、階段が整備されている(緩やかな迂回路への分岐もある)。
・金山尾根は、遠足尾根に比べて標識が少なくテープ表示や番号札が主な目印となる。降り口か暫く階段のある比較的緩やかな道を下るが、後半は木の根やガレの多い急坂が続き距離は短いが岩場が数か所ある。落ち葉で道が分かり難くなっていてテープや番号札を確認して進んだ所もあった。 
・紅葉については、赤い羊は茶色か落葉状態で時期的に遅かったのかもしれない。気象条件で色付きが悪かったことも考えられる。その他の木々の紅葉は、標高により色付きが異なり十分楽しむことができた。
・前回歩いた表道は距離は短いのに思いのほか疲れて下山後に両脚が攣ってしまった。今回は距離も長く標高差も大きいので、自宅近くの猿投山(629n)を登るトレーニングを繰り返して備えた。これが功を奏して、急坂で息が切れて休むということもなく翌日の疲れも少なかった。
    ○歩行距離
    (含標高差)
P<1.5km>遠足尾根登山口<1.7km>新道・大日向分岐<0.5km>大鉢山分岐<0.7km>遠足尾根展望良好地<1.4km>金山尾根降り口<0.3km>治田峠分岐<0.7km>竜ヶ岳<0.4km>P1053<0.3km>治田峠分岐<0.3km>金山尾根降り口<0.8km>金山尾根展望台<2.3km>金山尾根入口<0.1km>魚止滝<0.2km>遠足尾根登山口<1.5km>P  12.7km
    ○歩行時間 P6:35-7:00遠足尾根登山口-8:28新道・大日向分岐(半昼食)48-9:10大鉢山分岐-9:45遠足尾根展望良好地-10:25金山尾根降り口-10:33治田峠分岐-10:54竜ヶ岳11:04-11:17P1053(半昼食)36-11:43治田峠分岐-11:52金山尾根降り口-12:19金谷尾根展望台-13:43金山尾根入口-13:52魚止滝14:00-14:11遠足尾根登山口-14:37P  8時間2分
    ○ 駐 車 地 宇賀渓キャンプ場駐車場 500円
<こちらにも掲載> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4870282.html
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。
メイン駐車場のトイレ付近に数台の空きあり
竜ヶ岳山頂が見える
売店横のポストに届を入れて出発(6:35)
舗装路を歩いた後
遠足尾根登山口を右折(標高322m 7:00)
人工林内の急坂のつづら折り
木の根が露出している所も多い
ガレ道あり落石要注意!
ごつごつした石灰岩の岩場を越える
地質が花崗岩から石灰岩に変わった

新道・大日向分岐着、急坂終了、ホッ!(8:28)
休憩を兼ねておにぎり1つの半昼食(標高726m)
自然林に変わったが紅葉には少し早い…
樹間に下界がチラチラ見える
食べながら辺りを見回すとトリカブトが一杯
殆ど枯れているが1輪だけ残っていた
アセビのトンネル
新道・大日向分岐からは比較的緩やかな登り
色付きが良くなってきた(標高約750m)
藤原岳が見えた
(大鉢山分岐付近)
山腹の紅葉が綺麗!(標高約800m) 紅葉した林内の道を行く
やせ尾根ガレ
ここを過ぎると視界が開ける
金山尾根の向こうに山頂が見える
天気も最高!
御在所岳方面(遠足尾根展望良好地付近)
霞が濃いのが残念…
藤原岳と孫田尾根(展望良好地付近)
一昨年登った孫田尾根は、トレーニング不足で苦しかった…
いなべ市中心部(展望良好地付近)
東海自然歩道を歩いた際に猿軍団の後を警戒しながらついて行ったことが懐かしい
紅葉したシロヤシオ(標高950m)
茶色っぽいが出会った中で一番赤みが強かった
まるでに日本庭園内の散策路を行く
背の低いアセビが群生、この先で5月に見た赤や黄色の芽吹き鮮やかだった
赤い羊ならぬ緑の羊
(群生するアセビ)
金山尾根降り口(標高1031m)の登りへ
かなりの急坂だが整備された階段あり
緩やかなう回路もある(写真中央分岐点)
銚子岳山腹の紅葉(10:33)
(治田峠分岐付近)
竜ヶ岳山頂直下の登りへ(P1053付近)
手前のシロヤシオはかなり落葉している
赤いの株もあり個体差があるようだ
赤茶色の羊?(山頂手前)
時期が遅かったのか色付きが悪かったのか赤い羊とまではいかなかった…、残念!
山頂(60人以上の登山者あり 10:54)
入道ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳方面
福王山と伊勢湾方面
霞が濃くて伊勢湾はかすかに見える程度
石榑峠(左端)・大ガレ方面
今年の5月に石榑峠から表道を登ってきた
静ヶ岳、銚子岳、御池岳方面
山頂は風が冷たいので10分程度で退散
P1053付近ので風の無い陽だまりで
名残の羊を眺めながらおにぎり一つの半昼食
眺めは最高、のんびりしたいが20分程で出発(11:36)
金山尾根降り口から10分位下った辺りの
赤茶色く色付いた太い幹のシロヤシオ
登ってきた遠足尾根も見納め
(金山尾根展望台手前)
山腹の紅葉が綺麗!
林内の紅葉も見事だ!(標高900m)
金山尾根展望台の先から急坂になる
石灰岩の岩場を慎重に下る
鮮やかに色づいた紅葉(標高800m) 短い馬の背のような岩場を通過
いつの間にか花崗岩地帯になっている
その先にこんなザレ道も…
花崗岩の自然の階段を下る
金山尾根入口着(13:43)
駐車場方向へ左折
難所? まだあった
大きな一枚岩の急坂を慎重に下る
魚止滝(落差8m)
水量が多く上部のU字型岸壁の景観が良い
スケールは違うが妙高山の苗名滝に似た感じ…
青い魚止橋を渡って右岸へ 白滝丸太橋を渡り、梯子登って左岸舗装路へ
アルミ製梯子は応急的で河原への道が流失?
宇賀川本流の橋で増水時通行止めも…
駐車場への舗装路の東側の崖から湧き出る泉
往路何気なく通り過ぎたが名水「竜の雫」という
雫のイメージよりかなりの流量 P帰着(14:37)
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